油水分離槽とは油を貯蔵、給油する施設に於いて設置が義務付けられている連続型の桝です。
油の特性である水より軽い密度を利用し、浮いた油は留め置き、水だけを次の槽に流す事を3回~4回繰り返すことにより、油を施設外に放出しないための構造物です。
従来は、ほとんどが現場にて型枠を組み、生コンを打設して築造していましたが、近年、ガソリンスタンドなどの施設の工事請負において工期短縮によるコストダウンが迫られている建設業社からは、できるだけ現場で手間のかかることを避けたいという要望があります。製品として一体化した分離槽を現場で穴を掘って基礎コンクリートを打っておけば後は吊りおろして埋め戻せば完了というPC油水分離槽は省力化、省管理には打ってつけのアイテムとなってきております。